おはようございます。風邪気味で早く寝ていたので目が覚めてしまいました。季節の変わり目、体調を崩されないように自分を律してくださいね。
さて、世の中は先人の知恵を引き継ぐことでサスティナブル社会(持続可能な社会)を実現しようと生活してます。よく言えば継承、悪く言えば模倣。
ドラッカーは、「イノベーションと企業家精神」の中で創造的模倣戦略について述べています。イノベーションを行ったものにつづいて社会貢献する製品やサービスを普及させる戦略です。
良く挙がる例では、イノベーターはマックでIBMのPCは模倣とか、ナショナルとか松下電器を知らない人も多いのでしょうけど、マネした電器と言われていたこともありますよね。現パナソニックですね。タレメンが幼い頃はそうでした。
昭和のモノづくりも平成のサービスも同じ成り立ちでできていて、未来永劫人間が生活していく限り続くのだと思います。そして投資の世界も。
イノベーターはFOLIO
FOLIOは「テーマでえらぶあたらしい投資」です。「資産運用をバリアフリーに」をスローガンに掲げ10年ぶりにネット証券に参入してきました。タレメンも思想の魅力とサービス内容に惹かれて運用開始しています。
そんな惚れたFOLIOに対抗してきたのが、ネット証券の巨人SBI証券です。口座開設数NO1のSBI証券が繰り出したのは、同じくテーマ投資「S株 Now!」
ただ、取引ルールを確認してみるとFOLIOの精神には及んでいない面がみられます。
S株 Now!の取引ルールに注意!
テーマ構成銘柄ごとの一括売却はできません。
引用:SBI証券->テーマ投資(S株 Now!)取引ルール
これはメリットなのか、デメリットなのか。メリットとしては、投資したいテーマだったが、本当に好まない企業への投資が含まれていた場合、売却が可能になりますね。でもテーマ投資に興味があるセグメントの人がそんなこと意識しないでしょう。
デメリットは、個別に売却する際に投資家の判断が必要となり、テーマ投資の目的に反するのではないかと考えます。(売却時に都度手数料が掛かるのでしょうか、、)
S株NOWは創造的模倣?!
SBI証券のS株NOWは、パクリの域を超えてないと判断しています。FOLIOの盛り上がりに即反応し対応してきたのは流石ですし、NISAも利用できるのはとても魅力的に感じます。
でもそこに惹かれる層にとって、売却時に個別に売却が必要となると、大きな失望を生むのではないでしょうか。単に模倣となってしまっていると感じました。
ただ社内でもテーマ投資は検討されていたでしょうし、FOLIOの盛り上がりに対応するために既存のシステムを流用してローンチしたものと推測されるので、一括売却も可能になるとみてます。
タレメンは模倣ではなく創造的模倣にまで成熟するのを待って投資してみたいと思います。