いとあはれ

オカネとカラダに投資する実践記録です。オカネの投資先は投資信託、株式投資型クラウドファンディング、暗号通貨に。カラダの投資はトライアスロンやトレーニング、メンテナンスをメインに 男力を上げるために綴ります。

プルデンシャル生命保険の保障内容の見直し。米国ドル建リタイアメント・インカムの返戻率は191.7%?!

今の会社に入社して2年目の28歳(2007年07月)の時にプルデンシャル生命保険に加入しました。当時の年収は587万円で当時の保有資産は数百万円程度だったでしょうか。当時と状況が異なるのは資産運用をしているという点です。



はじめに

生命保険や医療保険を選ぶ時に目にするのが、ある程度資産ができたなら保険商品は買う必要がないということ。

でも契約時の自分は、保有資産百万円前後、独身彼女なし、都内一人暮らしという状況でした。

医療保険についてはまだ20代でしたし考えることもなく…勝手に不要だと断定し未契約、お葬式代だけは自分の保険で支払おうと思い生命保険だけを契約した記憶があります。

且つ若いうちであれば保険料は抑えられるよという会社の先輩の紹介から、契約したのは以下の2つの商品です。

  • 変額保険(終身型)
  • 終身保険

その半年後の2007年12月、お金に余裕があったたのではじめたのがこの2つの商品です。

  • 米国ドル建リタイアメント・インカム(月払い)
  • 米国ドル建リタイアメント・インカム(年払い)

なぜプルデンシャル生命の保証内容の見直しを考えたか

それは…さきほど書きましたが、契約時とは違って今は資産運用をしているからです。それゆえ費用対効果、つまり払込済の金額とリターンが気になってしまったんです。結婚したい女性とも出会えました。
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ライフプランナーに会う前に考えていたのは、終身保険については、同等の保障内容で安価なサービスがあれば切り替えて、余剰分を投資に配分したほうが投資効率がよいのではないか。

また、投資型の米国ドル建リタイアメント・インカムについては、保険商品以外へ切り替えだ方が結果的にリターンが大きいのではないか ということでした。

プルデンシャル生命保険株式会社とは?

日本では1987年に設立。日本ではまだ30年の企業ですが、アメリカでは140年の歴史を持つ企業です。

広告を打たずに契約者の紹介のみで保有契約高が28期連続の純増という恐るべき会社です。タレメンも会社の先輩から紹介を受けました。

ライフプランナーはすべて異業種からの転職者で、ヘッドハンティングによって採用されているということで、実際にライフプランナーと会うと営業力の高さを感じさせます。

また、一番の売りはライフプランナーによるコンサルティングを行った上での「オーダーメイド」の保障提供です。少しでも資産運用や保険に興味がある場合は、ライフプランナーの話術と商品知識に興味を持たれる方が多いと思います。

保険財務力格付けは、国際的な格付け会社であるスタンダード&プアーズ(S&P)社からA+の評価を受けており、CMを打ちまくっている日本の生命保険企業と同等の格付けです。

プルデンシャル生命保険の保障内容のみなおし

ライフプランナーからは、実際に契約している4契約の保障内容を振り返りながら、現状にあった提案をしてもらいました。

変額保険(終身型)65歳払込

保険金/給付金 5,000,000円
変動保険金 +428,900円
保険期間 終身
払込期間 65歳まで
保険料 7,302円/月(87,624円/年)
契約年齢 28歳

65歳時の払込保険料は、3,242,088円となります。現時点での運用は運良く6%を超えており、このまま維持できたとすると、65歳時の保険金額は9,440,000円となり、6,197,912円のプラスになります。解約しても5,995,000円で、2,752,912円のプラスです。

まぁ、そううまくはいかないと思いますので設計どおりの3%あたりで落ち着いてくれれば御の字ですね。

終身保険65歳払込

保険金/給付金 10,000,000円
保険期間 終身
払込期間 65歳まで
保険料 19,856円/月(238,272円/年)
契約年齢28歳

65歳時の払込保険料は8,016,064円となります。保険金額は変動しません。


この2つの終身保険保の65歳時の払込保険料は12,058,152円で、最低保険金額は15,000,000円となります。まぁ、悪くない感じですよね。(…そうでなければ契約してません)

一方、貯蓄性のある商品に興味を持って、年金代わりにはじめたのが以下の2つです。

米国ドル建リタイヤメント・インカム60歳

保険金/給付金 月額300ドル
基本死亡保険金額 30,000ドル
保険期間 60歳まで
年金開始年齢 60歳
保険料 126.30ドル/月(1,515.60ドル/年)
払込期間 60歳まで

60歳時の払込保険料は46,983.60ドルで、満期保険金として一括で受け取った場合65,739.30ドルとなります。返戻率は139.9%です。

80歳まで生きて20年確定年金として受け取ると、358.78ドル/月受け取り、年金総額は実に86,107.20ドル、返戻率は183.3%となります。

また、44歳を迎えれば解約返戻金が払込保険料を超えますので、ドル建てでは損しない状態になります。

保険金額、払込保険料、解約返戻金額を、縦軸はドル、横軸は年齢で表してみました。

青線が、死亡時の保険金額、赤線が払込保険料の累計で、橙線が解約返戻金額です。解約返戻金が払込保険金額を上回るのが、クロスしてる44歳です。

48歳以降は保険金額と解約返戻金は同一になりますので、183.3%を超える利益が見込める投資商品が見つかれば切り替えても損をしないことになります。

年払いの場合は、損益分岐点はもっと年齢が若くなります。

米国ドル建リタイヤメント・インカム60歳

保険金/給付金 月額400ドル
保険期間 60歳まで
年金開始年齢 60歳
保険料 1,931.60ドル/年
払込期間 60歳まで

こちらは支払方法が年払いとなっています。
60歳時の払込保険料は59,879.60ドルで、満期保険金として一括で受け取った場合87,652.40ドルとなります。
返戻率は146.4%です。
20年確定年金として80歳まで受け取ると、478.37ドル/月受け取り、年金総額は実に114,808.80ドル、返戻率は191.7%となります。

42歳を迎えれば解約返戻金が払込保険料を超えますので、ドル建てでは損しない状態になります。

80歳まで健康でいられれば、払込保険料106,863.2ドルに対して、年金総額は200,916ドルとなり94,052.8ドルのプラス、現レート112円で計算すると、11,968,678円の支払いで10,533,913円のプラスとなります。

生命保険は若いうちに契約するべきか

4つの契約内容を確認してきましたが、驚きなのは39歳の今、同じ保障内容の契約をしたら支払いはいくらになるかという点。

変額保険は7,302円/月の支払いが13,271円/月にアップします。

終身保険は19,856円/月が40,536円/月に。自分が死んだ時のためとはいえ、ちょっと…払いたくない金額です。

米国ドル建リタイヤメント・インカムも同様で126.30ドル/月→254.70ドル/月、1,931.60ドル/年→年3,895.20ドル/年の支払いが必要です。


10年で2倍…


当然、10年間払ってる訳ですから、終身保険などはお安くなってるわけではありません。

でも1ヶ月あたりの支出を抑えられるのは若年層にはとてもありがたいと思います。アラフォーになってあらためて感じました。

仕組みとしても給与天引きされているためツライと思ったことはありません(正直、奨学金返済中は少しツライ時もありましたが)

米国ドル建リタイヤメント・インカムに興味がある20代の方は契約して損はないと思います。でも余裕資金を全額投入するのはやめてくださいね。

ほかの商品への投資が出来るくらいの余力を残して、契約してみると面白いと思います。

生命保険は30年〜40年掛けてリターンを得るための投資商品とも言えます。健康に時を過ごし健康だった分だけリターンを得られ、それでも万が一に備えられるという意味で、米国ドル建リタイアメント・インカムはお宝商品ではないかと思いました。

オフショア投資を進める記事もありますが…、タレメンが不勉強なのもありますが海外投資よりはこちらの方がリスクが低いと考えます。

結果として…終身保険の見直しは、今となっては解約するよりも継続と判断しました。

医療保険は、高額療養費が所得水準にあわせて負担が掛からないように設計されているため、万一、病気や怪我をして入院や手術をしても150万円程度の貯蓄があればまかなえるようですので、こちらも見送り。

カラダの投資を継続する事で健康寿命を伸ばし、生命保険の投資回収率も上げるというのが基本方針になりそうです。