涼しくなりかけて一気にスピードアップした事で再発中のランナー膝こと腸脛靭帯炎。来年のトライアスロンシーズンに向けての走り込み前に、完治させたくてカイロプラクティックを受けてきました。
カラダはセルフメンテナンスして良い状態をキープすることが理想的ですね。でも痛みが出てしまっては個人で改善するのは難しい…。
ランナー膝の痛みの状況
腸脛靭帯炎といっても痛みはほとんどありません。10km程度のランも痛みが出ることは稀で、歩いていて違和感がある程度です。でも靴を脱いだりすると不意に痛みを感じることがあります。踵を固定して固定した踵を後ろに送り出そうと力を掛けると痛みを感じるのです。
カイロプラクティックを受診
この腸脛靭帯炎の痛みを根本的に改善したくて思い出したのはグラストンテクニックによる筋膜リリースです。凝り固まった筋肉を解せさえすれば、凝り固まった筋肉に引っ張られた靭帯を弛緩させることができるハズです。
グラストンは特殊な器具を用いて細胞を壊すことで筋膜リリースを促す施術ですが、日本ではマイナーすぎて受診できる所が限られています。
実は三十肩の治療で一度だけ施術を受けたことがあります。悶絶する痛みですが不思議なもので一発で治ったんです。
このマイナーなグラストンテクニックという技法を学ばれている診療所であれば、筋肉や骨格に関する知識が豊富だろうと推測したためです。近所にあったのはWHO基準の学位保持者というトリニティカイロプラクティックさんです。
トリニティカイロプラクティック
今回はランナー膝の改善と共に、股関節の硬さを改善したいことを伝えました。10分程度のカウンセリングを受けながらカラダの状態を確かめて施述方針を決めていきます。
時間が経つにつれ課題は明確に。股関節の硬さが原因となり正しく筋肉が使えていないようです。その硬さをカバーするために大腿四頭筋を異常に使ってしまい腓腹筋やハムストリングの疲労に繋がっていくと理解しました。
また、痛みの出ている右脚がランの着地時に内旋しているため、靭帯が引っ張られて膝の骨に当たり痛みが出ているだろうとのこと。
そういえば、ロードバイクのフォームを解析した際に乗車姿勢が真正面ではなく、左半身が前に出ていると指摘されたことを思い出しました。右脚が内旋しているために、内旋した右脚が正面に来るようにカラダを左斜め前に出してバランスを取っていたんですね…。
問題点は即改善してもらいました。特に股関節の硬さを骨盤矯正により改善して頂いたのは感動しました。
人体模型を使いながら骨盤の状況を説明してもらい、その課題を改善する施術を受けられる。タレメンは理系男子なのである程度頭で理解しないと信じないタチなので、施術自体も楽しめました。
施術後の痛みの変化
施術直後は腸脛靭帯の痛みに変化は感じませんでしたが、ランはせずに念入りに筋膜リリースを行いました。特に手技で変化のあった大腿四頭筋の筋膜リリースは、グラッドを使って20分ほど行なっています。
最初は痛くて体重を掛けられませんでしたが、今ではだいぶ解れてきています。そしてランニングにも変化がありました。
つづく